ポルトガルでは、秋刀魚とPISOは合わせて食べません!
ジョゼのオリジナルです!
今日は、当店での誕生秘話をお伝えします。

サンマの分布
全国さんま棒受網漁業協同組合
ウェブサイトより

まずは、ポルトガルは大西洋に面していて、大西洋では秋刀魚は獲れません。
秋刀魚は太平洋の魚です。主に、北太平洋の広い範囲に分布しています。

これはイワシです。秋刀魚ではありません。

秋刀魚は獲れませんが、イワシ、サバ、アジなどの青魚はたくさんとれるのでよく食べます。観光でポルトガルへ行くと必ずと言っていいほど食べるのがイワシの炭火焼。
当店でも6月にイワシ祭りを行ってます。(と、話がそれてしまいました・・・。)

ポルトガル語では、コエントロ
日本語では、コエンドロ

PISO(ピゾ)はポルトガル南部アレンテージョ地方の調味料で、
パクチー、にんにく、塩、オリーブオイルのペーストです。
スープやサラダの調味料として使っています。

パクチー(タイ語)は、地中海沿岸が原産地と言われてます。
ポルトガル語では、コエントロ。
日本語では、コエンドロ。
鎖国前に、日本に伝わってきました。
地中海沿岸に近いポルトガル南部の料理には、よくパクチーを使います。
ポルトガル北部の料理には使いません。
(不思議なのが、地中海沿岸のスペイン、フランス、イタリアではパクチーを使いません。)

なぜ、秋刀魚とPISOを合わせた料理になったかと言うと、それは2012年の秋・・・・。

実際にいただいたときの写真

北海道出身の常連さんのSさん。
北海道から大量に送られてきた秋刀魚を持ってお店にご来店。
「この秋刀魚、もらってくれる?」ということで、せっかくいただくのであれば、秋刀魚を使って何か作ります!とジョゼが冷蔵庫を覗くと、中にあったのはいつも使っているパクチー。
「鰹にミョウガやニンニクを合わせると美味しいので、秋刀魚にパクチーを合わせたらきっと美味しいはず!PISOを作って合わせてみよう!」とその場で作ってみました。

その時に作った料理がこれ

PISOは秋刀魚の間に挟んでます。パンとトマトも合わせて、これだけ食べたらお腹いっぱいな料理でした。

あれから7年・・・・

ジョゼの料理の腕もあがり、さらに洗練された料理に変化してきています。
秋刀魚の内臓と骨をとって、隠し味をつけてから蒸します。
秋刀魚のアラを煮詰めて、ソースを作ります。 それらすべてをお皿に盛り付けて完成です。
見た目はとてもシンプルですが、7年前の料理に比べると、味が深く濃厚になっていて、触感もふわっとやわらかいです。 毎年、秋に登場するこのメニュー。今年も大人気です!

それぞの料理にそれぞれの物語があります。他のメニューもこんな感じで描いていきたいと思います。

ポルトガルのパクチーメニューも料理本に載るといいなあ・・・。