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リスボンのトラム

ポルトガルおすすめのお店2023

お客様から、「今度ポルトガル行きます!おすすめのお店教えてください!」とのお問い合わせが数件ありました。

高知移住後、ポルトガル情報を流してなかったので、久しぶりに投稿します。

題して「ポルトガルおすすめのお店2023」

私たちもコロナ禍の前に行っただけでここ数年ポルトガルに帰国できてないため、SNSやジョゼの友人情報を元に書きます。実際に訪れていないお店も含まれます。

高知小麦プロジェクト勉強会

勉強会の詳細

「高知小麦プロジェクト勉強会」
これまでの経緯は当店のブログをご覧ください。
https://lisboa-jp.com/kochi-komugi-project-1

【日程】2023年7月24日(月)
【時間】13:00~14:30頃
【登壇者】国立大学法人 高知大学 石川 勝美 名誉教授

【テーマ】高知県における小麦の高品質安定生産に向けた耕種法、栽培技術など
1. 国産小麦の高品質安定生産に向けた耕種法
2. 国産小麦の高付加価値/夏播き栽培技術
3. 麦飯石の機能性
4. 水の特異性&機能水

【会場】薪窯パン&カフェLisboa(参加人数15名まで)
【オンライン視聴アプリ】google meet
(google meetの使い方は各自お調べください。こちらでのサポートはございません。)
【参加対象】興味ある方はどなた様でも!(農家さん、家庭菜園したい方、飲食店、パン屋さん、なんか面白そうと思った方、高知在住でない方も!)
【参加費】どちらも1000円
【購入とお問い合わせ】当店のショッピングサイトBASEにて購入できます。(会場に来られる方も、BASEにて事前決済が必要です。15名様限定。席が余っている場合は、当日参加も可能です。)お問い合わせもそちらからどうぞ。

*学生の皆さんは無料で視聴できます。lisboa.tasca@gmail.comまで、氏名、所属の大学、メールアドレスを送ってください。

https://lisboa.theshop.jp/

高知小麦プロジェクト開始

出会いが重なり、6/19プロジェクトをスタートすることができました。

出会い①

移住前(3年前)、薪窯パン屋をオープンするために、折角なら高知県産の小麦を使いたいと思い、いろいろ検索してました。
高知県の気候に合った小麦を研究している高知大学の石川教授のレポートをみつけ、読み漁ってました。
でも、大阪在住の、名もなき夫婦が突然連絡しても、、、と思い、移住後に薪窯完成したら連絡しようと考えてました。

出会い②

薪窯パン屋としてグランドオープンした直後、とある男性2人組が来店。その後も様々なイベントに顔を出してくださって、仲良くなって話をしたら、高知大学で農業について学んでいる息子さんとお父さんでした。高知県産の小麦と石川教授の話をしたら、連絡とってみます!とのこと。

そして今日。3者がついに顔を合わせました。
持ってきてくださったオーガニック小麦をみながら話を聞いて、勉強会をしようという提案も。
石川教授は、若い人がこうしてアイデア出して挑戦するのは大変素晴らしいと、喜んでくださいました。
学生さんは小麦を育てる、私たちはその小麦でパンを作る。
長い期間のかかるプロジェクトですが、とってもワクワクしています。

仁淀川

2年間に及ぶ「いのプロジェクト」(前半)

仁淀川
仁淀川(5月鯉のぼり)

2年間にも及ぶ「いのプロジェクト」が遂に完結(正確に言えば、薪窯がまだなのでほぼ完結)します。

たくさんの方に助けてもらったこのプロジェクト。

移住も含めて、ちょっと振り返ってみたいと思います。

(前半と後半に分かれて書きます。その前半部分です。)

先の見えないコロナ禍

2020年1月になって、日本国内での感染者が出てきて、大阪では2020年4月7日に外出自粛要請が出ました。

私たちのお店はビジネス街(大阪の本町、御堂筋付近)にあったので、ビジネスマンたちはリモートワークに移行し、電車も街もガラガラで、大打撃を受けました。

この時は、まだ時短営業の協力金という話もなく(協力金は2020年年末から)、4月から突然売上激減となりました。

5月には、大阪で緊急事態措置が出て、今までに経験したことない生活に突入したという感覚でした。

飲食店は水商売と言われるくらい、毎日の売上の積み重ねで生活できている職業です。(はっきり言って儲かりません。)先の見えない不安で、さてどうしようか?どうやって生活しようか?と考え始めました。

大阪での過去の要請(2020年4月~2022年5月)

高知とのご縁

家にいて、時間だけはあった私たち夫婦。これからどうしたいか、じっくり話し合いました。

  • 前々から、田舎暮らし(ジョゼの故郷、リスボン郊外のビーチハウスのある場所みたいな暮らし)をしたいと思っていた。
  • 料理も好きだけど、パン作りにはまってきたので、もっとパンを焼きたい。
  • 自分たちで食べる野菜も作ってみたい。
  • 友人が田舎に移住しての新生活が楽しそう。
  • 息子が小学生のうちに、自然がいっぱいの中で生活させたい。

そうなったら、「移住」というのを視野にいれて、ひとまず情報を集めよう!となりました。

ネットで移住者のサイトを読み漁り、でも、ネットではなく直接話を聞きたいと思い、友人の移住先である高知県の大阪事務所が、私たちの店舗から徒歩10分のところにあることがわかり、早速行きました。

移住担当者とのアポイントもとり、さらに詳しい話を聞きました。

高知県では、「高知家 移住・交流コンシェルジュ」というのがあって、移住希望者へのサポートが充実していることを知りました。(多分、他の都道府県にもこのようなサポートがあると思います。)早速、登録して、さらに情報を集めました。

その友人にも連絡を取って会いにに行くことにしました。

私は15年前に高知へ行ったことがあり、唐人駄馬でキャンプしたり、道の駅でカツオのたたきを食べたりして、美味しい楽しい自然がいっぱいなイメージを持ってました。ジョゼと息子は高知に行ったことなかったので、ワクワクしてました。

高知に惚れる

初めての高知は、特急停止から始まりました。

「高知は自然がいっぱいだから、自然の影響も受けやすい。ご縁がないと来られないのよ。」と聞いたことがあります。

私たちもまさしくこれ。

新大阪から岡山までの新幹線は順調。

岡山から高知へ特急南風(アンパンマン列車)が大雨のため、阿波池田駅で緊急停止。電車は不通となってしまったので、代替バスで高速道路を使って高知駅へ。この時点で1時間以上オーバーしてました。でも、無事に到着。ご縁があり安心しました。

友人の移住先である高知県吾川郡いの町を中心に、仁淀川や海、山に足を運びました。

もっと情報をもらうために、町役場へも行き、「空き家バンク」に登録しました。

この時点で、家族全員、高知に惚れてました。

物件決定

他の都道府県の空き家バンクでも空き家を探してましたが、高知に行ったことで、すでに心は高知にありました。大阪のお店は、コロナ禍のルールを守りながら営業しつつ、物件探しを続けました。

いの町空き家バンクで見つけた物件の内覧を申し込んで、再度、高知へ。(今度はスムーズに到着)

売主さんに鍵を開けてもらい、物件の説明、図面ももらいました。

いの町役場からは、耐震改修の補助金や、移住者への補助金の説明をしてもらいました。

この物件に決定した私たちは、次にリフォーム業者探しです。

いのプロジェクト発動

高知県の補助金を申請するには、高知県土木課に登録されている業者を利用することが条件となってます。高知の業者なんて、1人も知り合いがいない・・・・・。

土木課のウェブサイトに載っているたくさんのリストの中から、自分たちで決めるしかありません。

まずは、ウェブサイトのない会社はNG。大阪から探すにはウェブサイトやSNSしか判断材料がないので。

ウェブサイトがある会社を1つずつクリック。その会社が得意とする家のデザインや質感をみていきました。

そんな中、見つけたのが、「家猫設計」の芝さん。女性1人で仕事している個人事業主の方でした。

私たちと同じ個人事業主なこと、SNSにアップされている物件のデザインや質感が私たちの好きと似ていること、個人でされている方の方がいろいろ融通が利くかなあと思ったことなどがあり、早速アポをとりました。

ビデオチャットで、大阪と高知で場所を超えたミーティング。(コロナ禍でこれが普通になったのはいいことだと実感)私たちの今の状況、思い、高知でやりたいこと、物件の説明、予算など話して1時間、芝さんから是非協力させてくださいとお返事をもらい、契約しました。

題して「いのプロジェクト」の発動です!

(後半へ続く)

大阪営業最終日

大阪営業最終日。平日にも関わらず、たくさんのお客様にご来店いただき、嬉しい限りです。

11年4か月、大阪・本町、たくさんの出逢いに感謝感謝です。幸せな生活でした。

引越は春休みですが、これから薪窯作りもするので、本格的なオープンは6月くらいになるかなあと思います。(窯完成前の5月に、パンなしで料理だけの営業するかもです。)

移住までの経緯、新店舗の改装など、このブログでアップしていきます。Facebook、instagramはこのままキープして、内容を高知版に徐々に変えていきますので、お楽しみにしていてください。

ひとまず、Lisboa第1章、閉幕です。皆様、ありがとうございます。そして、今後もよろしくお願い致します。

いわしの炭火焼

【大阪の思い出】いわし祭り

いわし祭りとは?

リスボンでは、6月13日セントアントニオに合わせて、約1か月もの間、開催されるお祭り

Festas de Lisboa(フェシュタシュ・デ・リジュボア)

これを日本では、いわし祭りと呼んでます。

なぜなら、本当に街中がいわしの炭火焼の香りで充満するからです。

各店舗は、この期間のみ、店の前に炭火焼の台やテーブル、椅子を設置して、路上でいわしを焼きます。

お客さんは、路上で食べます。(満席なら立って食べます。)

パンをお皿代わりにして、その上に炭火焼のいわしをのせて、アレンジでサラダをのせて、最後にいわしの出汁が染み込んだパンを食べる。片手には、ポルトガルビール(当店はスーパーボック)。これがポルトガル流。

当店でも毎年開催

3~4回転を4日間。とにかく大量のいわしを仕入れて、下準備をして、パンを焼いて、パプリカやトマトのサラダを作って、臨みました。

ジョゼは、幼い頃から家族に仕込まれた炭火焼の腕を振るうイベントでした。いわしの炭火焼の材料は、いわしと塩だけですが、いわしの下準備や炭火の火加減が日本とは異なるらしく、「こんなに美味しいいわしの炭火焼は初めて!」とお客様に大好評でした。

専用の飾りつけも

6月のポルトガル帰省時に手に入れたいわし祭りの飾りつけで、現地さながらの雰囲気を作ることができました。最後の2年間は、コロナ禍のため、開催できず残念でした。

高知でも開催できたらいいなあと思ってます。

Lisboa第2章始まります

2010年11月、大阪・本町で開店したLisboa。

最初はタシュカ(居酒屋)スタイルで、馴染みのあるおつまみや料理をいろいろ提供しながら、ワインとビールを楽しんでいただくお店でした。

店舗を少し大きくして、テーブル席を設置。ジョゼの料理の腕もあがってきたので、レストランスタイルに変更。月替わりのコースメニューでゆったりした食事時間を堪能していただくお店に生まれ変わりました。

月日が流れ、2021年11月、11周年記念はコロナ禍の中、パーティを開催することが難しく、特別コースと題して1か月間周年記念月間を決行。毎日満席の大盛況で忙しくも嬉しい日々でした。本当にたくさんのお問い合わせとご来店、ありがとうございます。

そして、2022年2月28日をもって、大阪でのLisboaは幕を下ろします。

第2章は、高知県で再スタートします。

パンとお菓子作り(エッグタルト含む)にはまったジョゼが、今度は薪を使った「窯」で料理します。

イメージは、カフェ&ベーカリー。窯で焼いた天然酵母のパン(ポルトガルにはたくさんの種類のパンがあります!)、そこから作るホットサンド、いろいろなデザートとこだわりのコーヒー。慣れてきたら、ネット販売で美味しいパンをお届けしたいと考えてます。(オープンは初夏の予定)

子どもの学校のこと、家族の生活のこと、ちょうどそんなことを考え始めていたときに、コロナという今までに経験のない状況になりました。このまま営業を続けられるのか、これからどうなるのか、私たちはどうしたいのか。毎日のように話し合い、可能性を模索したこの1年半。各方面が確実に決まるまで、なかなか皆様にはお伝えできなかったのが心苦しかったです。

今日、こうしてお伝えすることができ、いろいろ話せますが、大阪から離れてしまうことに寂しくもあり、新しいことにチャレンジする喜びもあり、なんだか複雑な気持ちですが、どうか大阪での営業を最後までよろしくお願いします。残り3か月、全力で駆け抜けます!その後も、写真や動画で情報アップしていきますので、是非とも応援よろしくお願いします!!!

ジョゼ・ソーザ・ボテーリョ&はづき

カフェブラジル

ポルトガル直輸入のスペシャリティコーヒー豆

カフェ好きのシェフが、ポルトガルでコーヒー豆の焙煎と販売しているお店を探し出して、直輸入しました。すべてえスペシャリティコーヒー豆です。それぞれの豆の特徴を載せてます。カフェを注文されるときの参考にしてください。

ポルタ・ド・セウ(ブラジル)

カフェブラジル
生産国ブラジル
地域ミナスジェイラス州
ポソスデカルダス
標高1200-1300m
フレーバーヌガー
チョコレート
干しイチジク
品種カトゥアイ
ムンドノヴォ
(全てアラビカ種)
精製方法ナチュラル
(自然乾燥式)

チリノス(ペルー)

カフェペルー
生産国ペルー
地域カハマルカ州
サンイグナシオ
標高1750-1900m
フレーバーダークチョコレート
アーモンド
フルボディ
品種カトゥーラ
ブルボン
カティモール
(全てアラビカ種)
精製方法ウォッシュト
(水洗式)

プエブロ・ヌエヴォ(コロンビア)

カフェコロンビア
生産国コロンビア
地域カウカ県
ピエンダモ
標高1750-2100m
フレーバーミルクチョコレート
クレメンタイン
(柑橘類)
ナッツ
品種カスティージョ
カトゥーラ
コロンビア
(全てアラビカ種)
精製方法ウォッシュト
(水洗式)
セラドゥーラ

簡単! セラドゥーラ(ポルトガルスイーツ)のレシピ

セラドゥーラ

ポルトガルにはたくさんのスイーツがあります。

セラドゥーラはそのひとつ。

セラドゥーラ(serradura)とは、おがくずの意味。
上にかかっているビスケットがおがくずに見えることから名前がつきました。

ポルトガルのカフェメニューにもある人気デザート。
実は、家でも簡単に作れます!

【材料】

  • ビスケット(マリービスケットなど)  適量
  • 生クリーム 適量
  • 練乳 適量

【作り方】

  1. ビスケットをビニール袋に入れて、棒などで叩いて、おがくずっぽくなるまで細かくする。
  2. 生クリームを泡立てる。その途中で練乳を加えて、甘くする。(甘いのが好きな人はたくさん入れてOKですが、少しずつ加えて混ぜて味見しながら泡立てる。)
  3. ガラスの器に、2(生クリーム)→1(ビスケット)→2(生クリーム)→1(ビスケット)の順番で入れる。
  4. 冷蔵庫で冷やして、食べる直前に取り出す。

【おススメ】

せっかく作るのであれば、日本に輸入されているポルトガルビスケットMariaを使うのがおススメです。日本でも輸入食材店やインターネットで手に入ります。
(アフィリエイトを使用してます。)